84回目その参~! 周防大島ツー・後編
その弐~!からの続きです。

大島に入ると、椰子の木が並ぶ道沿いは南国ムードに溢れ、これが晴れ間ならスゴク開放感に浸れそうな雰囲気です。しかし、空の雲行きは怪しさ120%!

84回目その参~! 周防大島ツー・後編_c0083858_1232127.jpg小雨が時折ぱらつくものの、ここまでは何とか持ち堪えていた空でしたが、走りながら目的地のおよその方角を見ると、明らかに(!)暗雲が垂れ込めています。



「向こうは絶対、雨が降ってるよなぁ・・・。」

そう全員が思いながらも、なぜか止まる事ができません

「雨が降ってると分かっていながら、困難があると知りながらそっちに向かうって、男・・・否、漢(オトコ)だよねぇ!

な~んてのん気な事を、自分だけは思っていましたが・・・。
はっきり言ってマゾですね

しかし、ついにプレッシャーに負けた者が現れました。先頭を走るカズ氏です。
このまま進めば、確実に雨になる。明らかに雨雲に向かっている。そんな茨の道に、皆を引き連れてよいのか!!?
リーダーとしての迷いが、彼を踏み止まらせたのでした。
心が折れそうになるリーダー。しかし、それを盛り立てたのは一緒に走るパーティーのメンバーでした。

「行けるトコまで行ってみよう!最悪、みんな合羽持ってるし。」

社会という大きな枠組み、会社と言う組織、家庭の中の和・・・人生のあらゆる場面における理想的な縮図が、あの瞬間、オッサンバイク乗りの集団の中に存在したのです。

いやぁ、バイクって素晴らしい!
バイク乗り最高ッ!!


再スタートを切って間もなく、雨足が強まり、ついに合羽の世話になることになりました。

「何なんや~?やっぱ合羽かよ~。」
「最悪やなぁ~!!そうまでして行く意味あんのかよ~?」


口々に不満を述べるメンバーたち。
先ほどまでの美しき姿は微塵も無くなっていました(悲。
そして何とかたどり着いた所。そこは大島の東端にある陸奥記念館です。

84回目その参~! 周防大島ツー・後編_c0083858_12332758.jpg陸奥記念館とは、太平洋戦争当時、瀬戸内海に停泊中だった旧日本海軍の戦艦・陸奥が、ナゾの大爆発を起こし沈没したのを、戦後その一部を海底から引き揚げ、それらを収蔵した博物館のことです。



閑散とした駐車場。併設された水族館の従業員と思しきオッサンらも、屋外で談笑しながらタバコをふかしています。呼び込みするでもなく、まったくやる気が感じられません
せっかくなので見学でも、と思いましたが、合羽を脱いで、博物館に入り、また合羽を着る・・・。
そんな合羽の脱ぎ着の手間を考えると、気力が萎えてしまうのでしょうか。雨の降りしきる駐車場でしばし佇むも、誰一人として記念館に入ろうと言う者が現れません。
そうなると、他に何か・・・と見渡しますが、みやげ物屋があるでもなし、頑張って来た割に「何も無い」といった状況に、一同しらけムードです。

「とにかくよぉ、雨の降らないトコまで帰らんかい?」

誰が言うでもなく一同納得し、陸奥記念館を後にしました。
ツーリングの帰りって大概そうなんだけど、行きより帰りの方が圧倒的に淡々と走るような気がします。
途中、大島内の道の駅で大休憩し、後は給油と一回の小休止でほとんどノンストップ。しかも行きと帰りが全く同じルート。

大して感動も無く・・・と言いたいトコですが、自分は発見しました!!
帰路に同じルートを走ったからこそ、感じる事ができた発見です。それは自分のハーレーにつてでした。

☆★まだまだ続く★☆
by h-neco | 2007-06-24 12:51 | ハーレーな日
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07,FXDBダイナストリートボブと、既婚40男が送る、庶民派(?)田舎っぺハーレー生活♪

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