84回目その四~! 周防大島ツー・付録
その参~!の続き。

行きは目的地に向かってるという旅の高揚感、移ろい行く景色を楽しむことに気を取られ、バイク自体とじっくり向き合うことがなく、また体力も精神力も満ちてるので、積極的なライディングをしていたと思います。
一日中乗ってると、さすがに疲労も溜まり、そんな状態で九十九折れのタイトカーブが続く場所へさしかかったときでした。
前を先行する5台のバイク。カズ氏のスポスタは、果敢に先行するバイクに喰らい付いてましたが、自分は「もう、いいや。ゆっくり行くもんね!」と、シフトすらちょこまかと変えないズボラ運転に徹しました。
マフラーステーが接地するのも嫌だし、高めのギヤシフトのままゆっくりカーブに入って、アクセル操作だけで抜けようとしたのです。

ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド、ド、ド、ド ド ド・・・

84回目その四~! 周防大島ツー・付録_c0083858_16121312.jpg腹の底を蹴飛ばされるような図太い鼓動感、車体全体から体へと伝わる縦揺れの振動
それを感じました。

「お、おおっ!!? な・・何だこりゃ?こんなの感じた事なかったぞ?」

次に迫ってくるカーブ。そこも同じようにギヤを高めのまま、アクセル操作のみで抜けます。
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ド、ド、ド、ド ド ド・・・






←画像提供:カズ氏


「おおッ!これは、これがそうなのか?これがハーレーの乗り方!?

オン・オフを通じて、バイクとは運動性こそを最優先として開発されるもので「積極的に操作し、乗るもの」と信じて疑わなかった自分にとって、全く異質の快感がこみ上げました。
自分はハーレーも国産車と同じ操作でカーブを走ってました。
すなわち、ブレーキングしながらカーブ手前でアクセルを煽り、エンジン回転を合わせてシフトダウンし、立ち上がりに最適なギアポジションに設定し、アクセルを開けながらカーブを抜ける。
終止イメージしているのは、パワー・トルク共にロスの無い最適なエンジン回転数を維持し、それを達成可能なシフトポジションにチェンジしてやる事
だけどハーレーの場合、それをやる事でメカ的な負担はなくなるのでしょうが、同時に味わい深い立ち上がりの鼓動感をスポイルする事になっていたようです。

「ハーレーは国産車みたいに、がーっとカーブに突っ込ンじゃあ駄目なんですよ。ゆっくり入って、鼓動を感じながら・・・そんなコーナーリングが楽しいンです。」

なるほど。今なら、バルコムの店員が言っていた言葉が理解できます。
でもそれなら、もう一つ踏み込んだ乗り方を教えて欲しかった。
「高めのギヤで」と。
それもまぁ、過ぎたるは及ばざるが何とかで、過度に高めのギヤ設定だと負荷かけ過ぎになるのでしょうから、程度を自分なりに判断しないといけないとは思います。

― と言うことで、淡々とした帰路でしたが、新たなハーレーの楽しみ方を発見できた有意義なヒトトキでした。

☆★追記★☆

雨に打たれてバイクはドロドロだし、合羽着込むようなうっとおしいツーリングでしたが、これはこれで思いで深いツーリングになったように思います。
今回、色々な事情で参加できなかった、元の職場のバイク乗りの方。
また、企画したいと思います。今度はゼヒ一緒に走りましょう!

ちなみにリベンジ兼ねたツーリングでしたが、どこら辺がリベンジだったのかと言うと「陸奥記念館」でした。でも、中に入ってないし、行ったことになるのやら???
by h-neco | 2007-06-24 16:18 | ハーレーな日
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07,FXDBダイナストリートボブと、既婚40男が送る、庶民派(?)田舎っぺハーレー生活♪

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